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【盛会の御礼とご報告】支部報告会・特別講演会 ご報告

 令和元年5月15日(水)、新横浜グレイスホテルにて「令和元年度JAIFAジェイファ神奈川県協会 支部報告会・特別講演会」が行われました。当日の参加者は、全体で234名と大変多く、そのうち一般の方々も13名お越しいただきました。

 当日は、会場ロビーにて、社会福祉法人「日本介助犬協会(グッズ売上と募金合計70,311円)、女性特有のがんの啓蒙活動をする「よつばの会(チャリティーTシャツ 売上120,000円)、「社会福祉法人しいの実会おかし工房しいの実(お菓子売上60,200円)への出店の場を提供させていただきました。また、愛のドリーム募金も募り、43,151円のご寄付をお預かりいたしました。
 各施設・団体の方々、そしてご購入・ご寄付いただいた皆様、大変ありがとうございました。


 12時30分より令和元年度支部活動報告会が始まり、ご来賓を代表されまして、生命保険アンダーライティング学院 事務局長 夏目久(なつめひさし)様、続いて 平成23、24年度当県協会会長、平成25年~28年度まで本部理事長をされ、本年度は本部ハートフルファンデーション委員会 委員長としてご活躍された木原みつ代(きはらみつよ)様、最後に永年神奈川県協会にご尽力いただきました当県協会 前会長 相原喜代子(あいはらきよこ)相談役よりご挨拶を頂戴いたしました。
 そして、これまで14年間当県協会の運営に携わり、平成29、30年度神奈川県協会会長を務めた佐藤より、活動の振り返りと挨拶をさせていただきました。挨拶の締めくくりの『近い将来、初めてお会いする方から「あなたはJAIFA会員ですか?」と質問されるような公益性の高い組織を皆様で目指して参りましょう。』という強いメッセージのもと、成田新会長へと文字通りバトンタッチがなされました。
 本会合をもちまして、平成30年度幹事から令和元年度新幹事へと交代となります。平成30年度幹事の皆様、大変ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

 その後、成田新会長挨拶に移り、新幹事紹介事業計画の発表をいたしました。令和元年度テーマを「未来へのバトン」とし、以下の3点を柱にして実現に向けて取り組んでまいります。

1.会員の皆さまと共に社会福祉貢献活動を通して笑顔を増やします。
2.大切なお客様をお守りするための知識・スキルの向上や、お客様に役立つ情報提供として、暮らしのあれこれ豆知識・ホームページの内容の充実を図ります。
3.理想の業界への想いを伝え続ける為、会員増強に力を入れ、会社の垣根を越えた仲間を増やします。

 今後ともJAIFA神奈川県協会の活動へのご協力・ご参加をどうぞよろしくお願いいたします。


[成田新会長/後藤新会計長/杉田新事務局長/佐藤前会長/成田新会長と佐藤前会長]


 定刻14時より特別講演会が始まり、お待ちかねの第1部講演、タレント・女優・アロマインストラクターの原千晶さんによる『大切にしたい自分の体 ~2度の子宮がんを経験して~』、20才で女優デビューされた原千晶さんの講演が行われました。
 最初に、原さんのお父様が現役時代に生命保険会社に勤め上げたとお話しされ、今日は生保業界の人が多い会場で話をすることが感慨深いとのことでした。

 現在45歳の原さんが最初のがん―子宮頸がん―に罹ったのが30歳の頃。子宮頸がんは症状が少ないことも多いと言いますが、原さんは2004年末、下腹部の痛みと不正出血が続いていましたが、それまでにがん検診など受けたこともなく、「年かな…」「体が変わり始めてるのかな…」程度にしか捉えず病院にも行かなかったそうです。
 その後も続く痛みを友人に相談したところ、「何で病院に行かないの?」「行くほどでもないのかなと…」そんな会話の中で友人からレディースクリニックを紹介され、受診。そこで大きな病院を受診するよう勧められ、結果子宮頸がんとの診断を受け、「今なら子宮をとるだけ・・で済む」と子宮全摘を勧められたそうですが、結婚も出産もしたいという気持ちとの狭間で、決心がつかず、温存を選択したそうです。

 月に1度の検診を条件で2年は通ったものの、自分自身の判断でもう大丈夫と通院をやめたところ、2年半後、腹痛と大量の不正出血が起こりました。また「年かな…」など思ってしまったが、しばらくしてまた強烈な痛み。2年半サボってしまっていた大学病院には行きづらく、最初のレディースクリニックに受診をされました。「その後も大学病院には通ってるんでしょ?」という先生の問いに正直に答え、察してくれた先生に別の大きな病院を紹介していただき、そこでの診断は子宮体がんを発病しており、子宮全摘では済まず、がんは、子宮・卵巣・卵菅・リンパ節まで取らないといけないほど広範囲に広がっていたそうです。

 それらの手術を受け、何年も経った今も下腹部の一部、皮膚の感覚がないところもあるそうです。最初の診断の時に手術しておけばここまでひどくならなかったのにと反省していますとのこと。もっと知識を持つための勉強をしなかったことも後悔しているとのことでした。

 また、講演の後半にお話くださった同じ病気で亡くされたご友人の話では、会場全体が鼻をすすり、涙を拭う姿が見られました。

 最後に、「健康診断は必ず受けて、病気が見つかったらちゃんと自己判断せず早期の治療を受けてください。そして、自分の父親が保険会社に勤めていたにもかかわらず保険に加入していなかった自分が言うのも変ですが、治療にはお金がかかるので、ガン保険にもちゃんと加入してください。」と、驚きと笑いで会場の雰囲気を和ませながら、講演は終了いたしました。

 現在は、テレビのお仕事と並行して、婦人科がん患者会“よつばの会”を立ち上げ、たくさんの方をサポートされているそうで、「皆様の参加をお待ちしております。」とのことで、講演の後も、ロビーでチャリティーTシャツを販売され、購入された方との記念撮影ににこやかに対応され、Tシャツは完売となりました。
(明治安田生命 藤井)


 第2部は、今話題の人気レストラン「カシータ」オーナー、高橋滋さんによる講演。テーマは、『「契約に真剣」から「お客様に真剣」へ ~ご契約から始まるお客様との本当の関係~』です。現在66歳になられる高橋氏ご自身が世界中で体験した接客やホスピタリティ、様々な業界が抱えるセールスの問題点について、お話しいただきました。

 車や保険などの生涯ビジネスにおいては、商品力と接客が大切であるが、お客様を担当者でなく会社で管理しないと決して生涯顧客は作れない、と説明。なぜなら、お客様との関係は、商品を売った後から始まるのが本来の形なのに、担当の“個人商店”になっていると、担当のレベルによって継続したフォローができなくなる可能性が高く、ビジネスチャンスを逃してしまうこと、さらに担当者の退職により、顧客へのサービスが低下することを指摘されました。これを回避するためには、お客様を会社で管理することが大切だそう。そのポイントとして、“システム”と“情熱”が必要だということを、全日空やリッツカールトンホテル、そしてカシータの実例を交えて、“安心感”や“信頼”を感じるか否かなど力強くお話されました。

 また、自分の情熱や想いは必ずお客さんに伝わり、感動が生まれることについても自らの体験を交えて説明。お見送りをしない高級レストランと、心から丁寧にお見送りする安い飲食店の例などお話くださいました。『お金をもらうことに当たり前にならない、必ず感謝を言うこと、伝わらなかった気持ちは無かったと同じ』。これらの言葉は普段営業している我々に非常に響きました。

 我々保険業界へは、「毎月や毎年、口座振替でお金が支払われていることに当たり前にならないで欲しい。1年に1回必ずお客様にお礼の電話をして欲しい」との提言もありました。カシータが最高のおもてなしをするレストランとして人気を博していることが良くわかったとともに、これからの仕事にも役立つヒントが満載の90分でした。
(プルデンシャル生命 山内)

(撮影 無償協力:成田佑弥


 18時からは「セールスアイデア情報交換会」と題して、各社JAIFA会員が会社の垣根を越え、お客様をお守りするために大切にしている行動や考え方、アイデアの交換をする場を設け、食事をし、お酒を飲みながら、会話に花を咲かせ、会場は大いに盛り上がり、無事閉幕いたしました。今後も会員間の交流が持てる場も企画してまいりたいと思っております。

 昨年のセミナー・イベントから参加申込方法をQRコードから遷移した当ホームページのお申込フォームにてお申込いただく方法に完全移行し、皆様にご参加いただいております。概ねスムーズにお申込いただけたというお声を頂戴しておりますが、一方で一部の方にはお申込完了メールが来ないなどのケースもお聞きしており、大変ご迷惑をおかけいたしました。

 今後も魅力ある講師をお招きし、みなさまが「来て良かった!」と言っていただけるようなイベント・セミナーを開催したいと思っております。
 また、ご都合が合わず来られなかった方へも当日の雰囲気が少しでも伝わるよう当ホームページでの活動報告にも引き続き力を入れてまいります。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
(平成30年度 広報委員会 第一生命 白井・越野/明治安田生命 藤井/プルデンシャル生命 山内/メットライフ生命 近藤[順不同]

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