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【盛会の御礼とご報告】秋季セミナー ご報告

開催報告

 令和7年11月14日(金)横浜市教育会館にて『JAIFAジェイファ神奈川県協会 秋季セミナー』が行われました。
 講師に、株式会社リアライズ代表取締役の青木 毅 氏と、タレントでありマナー・コミュニケーションなどの研修もされているエド・はるみ氏を迎え、263名の方にご参加いただき、うち一般の方も6名お越しいただきました。ご参加いただいた皆様には感謝申し上げます。また当日の愛のドリーム募金も74,951円集まりました。重ねて感謝申し上げます。
 会場入口では、いつもご好評の施設の物品販売(お菓子や革製品や雑貨など)も行われ、あっという間に完売しました。また、社会貢献委員会の報告とともに、神奈川県網膜色素変性症協会にご登壇いただき、活動内容のご紹介をしていただきました。


 第一部は、青木毅氏のご講演でした。

青木氏は、株式会社リアライズ代表取締役で、質問型営業の開発者でもあります。
「お役立ち」を基本理念とし、質問型営業を軸にした営業コンサルティングや、企業経営者・幹部・個人へのモチベーション研修、講演など幅広く活動されています。

今回のテーマは 「『あなたに任せる』と言われる極意」 です。

まず、営業とは何か、何のために行うのかという根本的な問いから始まりました。
売上を上げることや会社のためになることは“結果”であって、営業の本質は「お客様の専門アドバイザーとしてお役に立つこと」。

お客様が何を望み、何を実現したいのか。
時には、お客様自身も気づいていない思いや本音を思い出していただくために“聴くこと”。
そのために、事前に質問を準備し、丁寧に聴かせていただく姿勢が大切だと説かれました。

たとえば、
・なぜアポイントに応じていただけたのか
・現在の状況や欲求
・抱えている問題点や課題
といった点をしっかり聴き、ただ商品説明をするのではなく、質問を通じて理解を深める“質問型営業”を実践することで、お客様にとっての“お役立ち”につながり、結果として商品やサービスを納得して選んでいただけるのだと教えていただきました。

さらに今回は、青木氏のチーフアシスタントである西野よう子氏によるコミュニケーション実践も行われ、来場者全員が2人ペアになって挨拶や頷き方を体験しました。

頷き方のポイントは、
・相手から目線を外さない
・腰から15度の角度を意識して体で頷く
・“伸ばす・粘る・たっぷり”を意識して頷く
というもの。

また、声のトーンを少し下げることで、心理的な距離が近づき、相手は「大切に扱われている」と感じるとのことでした。こちらの“相手を思う気持ち”がより伝わり、実際に信頼関係が強くなったように感じられる体験でした。

今回学んだ「専門アドバイザーとしてのお役立ち」と「コミュニケーション法」を活かし、これからの営業活動の中で、より一層お客様のお役に立てるよう実践していきたいと思います。


 第二部は、エド・はるみ氏のご講演でした。

17歳で映画デビューし、2005年には吉本興業の養成所へ入所。
2008年には持ちネタ「グー!」でユーキャン新語・流行語大賞を受賞し、『24時間テレビ』ではランナーとして113kmを完走されました。
2016年には慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の修士課程に進学し、昨年3月に博士号を取得。現在は「ネガポジ反転学®」の研究や講演活動をはじめ、商品開発やアート分野など幅広く活躍されています。

今回のテーマは 「〜ネガポジ反転学®のススメ〜」 です。

講演は、女優からお笑いへ転身した当時のお話を、あのエド・はるみ節で面白おかしく語る場面からスタートし、会場は一気に笑いに包まれました。

今回の講演のポイントは2つ。
1つ目は「当たり前は当たり前ではないということ」。
2つ目は「神は細部に宿る」ということです。

仕事でも日常でも、私たちは「どうありたいか」を考えると、誰しも“幸せな状態”を望みます。
しかし、望まなくてもネガティブな出来事や問題は必ず訪れます。

ネガポジ反転学® とは、ネガティブな状態から、考え方や具体的な行動を通じて、180度ではなくても“1mmでも良いから”ポジティブな方向へ反転していくことを目指す学びです。

考え方のポイントは「感謝」「受け入れ」「我(プライド)を脇に置く」の3つ。
行動のポイントは「動く」「素直」「何もしない」の3つだと教えていただきました。

講演では全員が2人一組になり、Aさんが挨拶してもBさんは無視をする、次にお互い挨拶を交わす、というワークを実施。
その後、感想を共有すると、
「無視されると嫌な気分になる」「挨拶を返されると嬉しい」
という声が多く挙がりました。

挨拶ひとつでも、自分の行動が相手に影響を与え、また相手の行動が自分に影響を及ぼす――そのことを体感できる時間でした。

また、ネガティブな出来事に“感謝”するのは難しいものですが、エドさんは自分を救うための「感謝の5つの解釈」を紹介してくださいました。

・理不尽さは、“違うやり方があったと気づかせてくれた”という解釈
・今までが幸運で、“当たり前ではなかった”と気づかせてくれた
・“強くなりなさい”と教えてくれた
・“同じ苦しみがわかる人になれた”と気づかせてくれた
・相手が“反転教師”となり、自分を成長させてくれた

こうした解釈を持つことで、少しでもネガティブな気持ちをポジティブに転換できることを学びました。

エド・はるみさんの講演は、笑顔と笑い声に満ちた、あっという間の90分でした。

(第一生命分会 出繩)

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