NEWS

【盛会の御礼とご報告】秋季セミナー ご報告

 令和元年10月22日(火・祝)、第一生命東戸塚教育センターにて 「JAIFAジェイファ神奈川県協会 秋季セミナー」 が行われました。今回は、祝日開催ではありましたが178名、そのうち一般の方も42名の参加をいただき、とても実りのあるセミナーとなりました。
 当日は会場ロビーでは、授産施設販売会として、「くりの丘」(川崎市麻生区)、「川崎市 柿生学園」(川崎市麻生区)、「多摩川あゆ工房」(川崎市多摩区)の3施設と「レモネードスタンドジャパン」へ、出店の場を提供させていただきました。
 各施設・団体の方々、そしてご購入・ご寄付いただいた皆様、大変ありがとうございました。


 定刻となり、オープニングは、「スペシャルオリンピックス日本神奈川リズムダンス部」の皆様のダンスでスタート。黄色のTシャツで元気いっぱい、笑顔のダンスに自然と手拍子がおこり、会場全体が暖かい笑顔の一体感に包まれました。

 そして、第1部講演は、NPO法人「心の居場所」代表理事 荒木 信広(あらき のぶひろ)氏による『“ダークサイドから子ども達を救う”をテーマに語る。~悲しみと喜びは繋がっている~』の講演が始まりました。
 前半は、穏やかな口調でご自身の経験を話されました。が、話の内容は穏やかな口調とは反対の内容でした。そのような経験、生活から立ち直り、脱出できたのは、人が好きだったから、人の喜ぶ顔が好きだったから。自分を育ててくれた人々の、その気持ちを忘れる事が出来なかったからだと。
 その後、中学校からの要請で平成21年より反社会的問題活動をとる生徒対応のボランティア活動を始め、荒れ果てた学校の再建をする日々。ご自分の経験から子ども達のSOSの発信に気がついて接する事ができ、多くの子ども達を救われたとお話されました。
 しかし、「最後に自分の経験を1つ話します。」と、急に力のある強い口調で、ある女子生徒のお話を涙ながらにされました。大人が子どもを守れないどころか、食い物にしている現実、事実。私も涙が止まりませんでした。そういう子どもを1人でも多く救いたいと行動されている、荒木さんの強さ、優しさに感動、共感し考えさせられました。


 第2部は、「妻のトリセツ」の著者でもある黒川 伊保子(くろかわ いほこ)氏による『男性脳、女性脳って本当にあるの?~ 脳が創りだす男女のミゾ、人生の波~』というテーマのお話でした。
 優しいお母さんのような黒川さん。話し方も優しく、穏やかでとても心地良く、終始笑いの絶えない講演でした。
 脳のとっさの使い方には、男女それぞれに類型があるという事が分かってきているということ。男性は事実を確かめる。女性は共感や労いを求める。“女の機嫌の直し方”、“女性の対話満足度を上げるには”、“男性の対話ストレスを下げるには”など思わず「うんうん」「そうそう」とうなずく事ばかり。
 最後に、脳は30歳を過ぎても進化し続け、50歳後半の脳が1番成熟するとのことで、孔子の論語(30歳 而立 40歳 不惑 50歳 知命 60歳 耳順)を交えながら各年代によって脳の働き方の違いがあるというお話をいただきました。男女の脳について、楽しく納得のできる目から鱗のお話で、これからの生活にとても役に立つ講演でした。

 この日は、朝から天候も悪く、急に冷え込む日でしたが、たくさんの笑顔溢れるとても良いセミナーになりました。
(教育企画委員会 明治安田生命 山下)


秋季セミナー アンケート集計

関連記事

ページ上部へ戻る